2007年１月１日

団塊の世代が多くの企業からリタイアし始める年となってきました。 思えば懐かしい、あの学園紛争時代の申し子がいよいよ定年退職を始めるのです。 東大の入試中止から現在に至るまで、各企業も日本の経済も山あり谷ありの流れの中で大きな変革に迫られ、やっと一息ついたところでそれを支えてきた団塊の世代が会社を去っていくのです。 この世代が成したことは数多くあります。 その中で、日本企業の大きな変貌に一役買ったのはやはりIT技術者の活躍でしょう。 いち早くIT技術の重要性に気付いた経営者は、ITを導入する為に業務のルール作り、仕組みの標準化などを手がけ、個人が持つ固有のノウハウや情報のすべてをコンピュータへ移植し始めたのは、コンピュータの言語が高度化されて使いやすいOSやアプリケーションの出現が１９８７年頃から急速化したところから始まったのです。

こうした企業内でのIT化は会社組織まで大きく転換させることになりました。従来のピラミッド型の階層的管理職制度からフラットな分権型の組織へと変貌させました。この企業内組織の変革は中間管理職の帯域を大きく狭まさせる結果を生みました。 しかしこれは大企業やIT化に熱心な中規模企業における現象で、まだまだIT化されていない多くの中小企業は依然としてまだ模索の段階です。また資金的にも企業のリソースをそうしたITに振り向ける余裕のない状況が続いています。 弊社としては、地域企業のIT化を推進させることで厳しい環境の中でも地域を潤すような会社が数多く存在することを願い、少しでもお役に立てればと思い高度アウトソーシング活動を推進しているところです。 今年も是非、弊社とともにIT推進に邁進されることをお願い申し上げます。
＜30代初めの頃＞
マイテック　有 限 会 社  代表　　大 藪　光 政

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