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変遷してゆくITの流れ 携帯革命児 "時の人"とはどんな人か? ２月２３日の朝日新聞の朝刊１０面で、「携帯革命」、「６４歳の挑戦」と大きな見出しが載っていましたが、「イー・モバイル」で、ADSL大手、イー・アクセスの千本倖生会長がなんと３６００億円を調達して挑む３つ目の通信ビジネスの内容と千本倖生会長の生き様が紹介されていました。 もともとNTTにおられた方ですが、第二電電創業にも貢献し、副社長で退社後は慶応大学院で教鞭をとられていた異色な経歴をお持ちの方のようです。 千本氏の発言で興味あるところは、記事の中で見つけた下記の部分です。 それは千本氏が２０代で電電公社から派遣されて米国留学の経験をされた時に、学生寮で同室になった紳士的な白人青年から仕事を尋ねられて、「日本で唯一最大の電話会社で独占企業の電電公社で働いている」と自慢げに答えると、その青年から汚いスラング(卑語)で吐き捨てるように「くそ野郎」と言われたそうです。 千本氏は半年たってその言葉の意味に気付いたそうです。つまり、「優秀な卒業生ほど名前も知らない企業に入り、自分の人生を切り開く。リスクをとって大企業と競争する人間こそ尊敬されるんだ」ということを知ったそうです。 それが、千本氏の人生を次々と決定してゆく原動力になったのでしょう。日本の社会は「寄らば大樹の陰」が圧倒的に強く、現在でも有名中学、高校、大学そして仕上げが大企業か官僚で「すごろく人生ゲーム」となっています。 それは、結果を大事にするあまりプロセスの評価が忘れさられている実体が日本には蔓延しているからでしょう。 花の命が短いように、結果は"微"として存在しプロセスは人の心の中に"永久"として存在します。 最近、ベートーヴェンの音楽よりも、シューベルトの音楽の方に関心を抱いていますが、それは精神的奥深さを感じているからです(それはピアノ曲集に多く存在します。) その精神的奥深さはとは、ベートーヴェンの場合メリハリのある"喜怒哀楽"が日本人に好かれているところですが、シューベルトは違っています。ピアノ曲のほとんどは俗っぽい題名が付いていません。それは曲全体を象徴するネーミングが無理ということでしょう。すなはち"プロセス"がすべてなのです。シューベルトが紡ぎ出す"プロセス"は知らぬ間に深遠な世界へと導いてくれます。 |
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めまぐるしいITツールの状況 、その後のビスタと新しいエクセルについて 実験台で「ビスタ」を購入された方は、インターネット接続の段階から困っておられることでしょう。 NTTの光接続でも対応がこれからのようです。 そしてその他のプロバイダーサービスも、対応できていないところがほとんどです。 そしてマイクロソフト社の新しいOSである「ビスタ」に対しての周辺ハードウェアのドライバーや、アプリケーションソフトはまだ、各社とも対応が始まったばかりのようです。 新しいプリンターやその他の周辺機器は、新製品であれば当然対応しますが、問題は既存製品に対してどこまで対応されるのか？或いは打ち切られるのか問題は山積みです。 注意しなければならないのは、やはり既存周辺機器の「ビスタ」対応のドライバーやアプリケーションソフトのバージョンアップだと思います。へたにバージョンアップを行っておかしくなることは、使用者のリスクで行わねばなりません。 メーカーはそれによるトラブルでは基本的に責任は持ちません。自己責任にて実行することになります。 また、今回はOSのエディションが５つありますが、一般的には４つです。そしてデル社がPCに搭載して売り込んでいるOSはほとんどがHome Basicです。その理由はメモリーが５１２MBから動作するからでしょう。しかし、実際運用するには１GBは要るでしょう。 ビジネス用としては、専用のOSが用意してありますが、企業での運用ではあまり必要性が見受けられません。 さて、新しいエクセル２００７では、確かに機能が向上したようですが、その中でほんとに必要な機能はどれだけあるでしょうか?たとえば、作れる表の大きさが従来の縦６万５５３６行×横２５６列が、縦１０４万８５７６行×横１万６３８４列に膨大な拡張がされていますが？今までのサイズですら目一杯に使用しているクライアントを見かけたことは皆無です。こんな膨大な表はそれだけで膨大なデータベースとなります。仮に運用したとしても決して使いやすいものではないでしょう。しかし、そうした仕様の拡張は、特定ニーズにおいて求められているからおこなったのでしょう。 こうした、ITツールもまた時代とともにまた陳腐化されてゆく運命になって行くのでしょうが、そうは言ってもその時代においてはニーズから生まれたものですから、その流れの中では有効に活用してゆかねばなりません。 |
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